脳は食いしん坊!活性させるのは、糖だけじゃない!
脳の重さは体重の2%前後で、1日の総消費カロリーの約20%を使っている大食漢。
しかもボケっ~と何にもせず、脳を意識的に使わなくてもエネルギーを求め、その消費エネルギーは、なんと80%にもなるんです。本当に食いしん坊!
そして、脳がリラックスモードにいてこそ、これまでにインプットした情報をランダムに組み合わせ、新たな発見を生み出してくれる仕組み。
確かに納得。私たちもリラックスした時こそ、いいアイデアが閃きますよね。
食いしん坊の脳が好むのは何?
もちろん、「糖質」が先ずはありますよね。
というのも、人体のエネルギーになるのは、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素のみ。
その中でも糖質は一番エネルギーに変わりやすいし、脳の働きがストップすると困るので糖質を優先的に脳に取り組みます。
これが「脳は糖質を好む」ということに繋がるのです。
ただ、糖質とは別に脂質由来の脂肪酸や【ケトン体】も脳のエネルギーになります。
※ケトン体とは、糖質やエネルギーが足りなくなると、肝臓で脂肪酸から作られる物質です。
腸と脳の関係
脳についてお話する中で腸との関係性にも触れておかなければなりません。
腸は「第二の脳」とも呼ばれています。
脳と腸は自律神経系、内分泌系、免疫系の三つの経路を通じて、お互いに影響し合っています。それが、「腸脳相関」という概念で、腸と脳の関係を話すときに使われることも多い言葉です。
このことは、脳から腸への情報伝達と腸から脳への情報伝達が、一方的ではなく双方向的に通じていて、夫々に影響を及ぼしているということを意味しています。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2種類がありますが、副交感神経が優位になったときに腸は活発に動き、消化がすすみます。逆に、ストレスを感じたときは交感神経優位になりやすく、食欲が低下したりと逆に暴飲暴食と消化が滞り、胃もたれや便秘になったりしますよね。
内分泌系は、不安やうつに関わる行動に関係しており、
免疫系は、細菌やウイルスなどの異物から体を守る仕組みのことです。
大事なプレゼン前や試験前に緊張するとお腹が緩くなったりする方もいますよね。
これは、脳と腸が迷走神経を通じて繋がっているので、ストレスを感知すると腸内環境が変動し、腸内フローラが変わり、間接的に私たちの体に作用していると考えられています。
リラックスしているときは、腸内フローラのバランスが整えられ、腸の働きがよくなります。逆に、腸がきちんと働き、腸内フローラが安定すると、脳が不安を感じることも抑えられるのです。まさに双方向関係の「腸脳相関」ですよね。
オイルファスティングも心身をリラックスした環境でするとより効果が高まりますよ!そのためにもいつオイルファスティングをするのかというスケジュール管理もとても大事です。