生ショウガと乾燥ショウガの違い
1年通して大活躍の「ショウガ」ですが、
一般的にお料理で使う「生ショウガ」と「乾燥ショウガ」、効果に違いがあるのはご存じでしょうか?
ショウガに代表される成分は辛味成分でもある「ジンゲロール」
血流促進作用だけでなく、血液中の白血球を増やし免疫を高める働きや胆汁分泌を促進させ血中コレステロールを低下させる働きもあります。
一方、乾燥させることでジンゲロールから生成されるショウガオールは血管を収縮させるプロスタグランジンの生成を抑制し、内臓から体を温めるので冷え症改善には生よりも乾燥タイプがおススメです。
漢方薬でも生薬として使われている
漢方では、生姜を「しょうきょう」と呼びます。また、(蒸して)乾燥させたものを「乾姜(かんきょう)」といいカラダを温める力が標準の5段階では収まりきらず更に上の大熱性という性質で温かさを持続させる働きが強く、こちらでも乾燥させたものが冷え症改善にたいへん効果的とされています。
生のショウガというと、温性で標準の5段階の4段階ほどで、発散発汗作用や解熱作用があるのでカゼの初期症状で悪寒がする時などに最適です。
実際、生も乾燥も体を温めることには変わりないのですが、
即効性があり、体表を温めるのが得意なのが「生」、
体をジワジワと持続性のある温かさが得意なのが「乾燥」と覚えておくといいかもしれませんね!
ショウガ紅茶で一息っていうのもこれから寒くなる季節にぴったりですね。