栄養たっぷりな柿

海外でも「kaki」で通じる秋が旬の『柿』
日本でもっとも多く生産されているのは「富有柿(ふゆがき)」です。
さて、こちらの柿、「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるほど、栄養豊富です。

1日1玉で健康に!

生柿を1玉食べれば1日に必要なビタミンCを摂取することができると言われています。
また、食物繊維も豊富で、その他、造血作用があるビタミンの一種の葉酸、粘膜強化のビタミンA、補酵素としてアミノ酸の代謝を助けてくれるビタミンB6、骨形成に関与、糖質や脂質の代謝に働く酵素等多くの種類の酵素の構成成分であるマンガンや余分な塩分の排泄をサポートするカリウムなども豊富に含まれています。

タンニンの摂りすぎには注意

ただ、食べ過ぎは胃石リスクもあるので気を付けましょう。
尿道結石や胆石などよく聞きますが「胃石」はなかなか馴染みないですよね。
これは、胃の中で石のような堅い塊ができてしまい、「胃潰瘍」を引き起こしたり、小腸に移動して「腸閉塞」を起こしてしまう可能性があるものなのです。

「胃石」はタンニンが胃酸と結合することでできてしまうので、タンニンを多く含む食品であれば、できる可能性があるのですが、特に柿はその傾向が高いようなので、空腹時に大量に柿を食べることは控えましょうね。

因みに、生柿は体をかなり冷やすので食べ過ぎには注意なのですが、干し柿となると【カラダを温める】性質です。

また、肺を潤す作用も高いので咳止めにもぴったりです。

栄養たっぷりな柿、ぜひ、楽しんでくださいね。