女性と月は切っても切れない関係
生理のことを「月経」とも言うくらい、女性と月との関係は深いんです。
「月経」という言葉は、安土桃山時代の文献にもあって、
そして、更に古い時代中国では、「月事」「月水」と呼ばれていたそうです。
時代や民族、地域、文化も超えて女性の生理は月と関わる言葉で表現されています。
現在は、生理周期は28日がもっとも多いみたいですが、
生理周期は月の周期の29.5日に重なること多く、人類共通の女性のリズムです。
ライフスタイルの変化や夜でも明るかったりして、
生理周期も短くなってしまいましたが、本来は月の周期が基準になっていたんですよね・・・
実は出産にも月が関係している
出産についても、受精してから出産予定日まで266日。
これは月の周期29.5日×約9倍にあたります。
もし満月の日に受精したのであれば、出産も満月になるっていう計算らしいです!
月の周期と海との関係もそうです。
満月、新月のリズムに合わせて、潮の満ち引きも生まれます。
また、赤ちゃんが誕生するのが満潮時、そして、死を迎えるのが潮が引くとき…など
昔から潮の干満と関係することが伝えられていますよね。
それが、迷信なのかどうかは分かりませんが、
少なくとも昔から伝えられてきたのだから、そうであったことが多かったのでしょう。
経験をベースにした漢方の世界では、「自然との調和」 が 先ずは前提です。
また、女性は「血のいきもの」であると言われ、血と深く関わっています。
そうなると自然と
女性 ⇒ 血 ⇒ 生理(月経) ⇒ 月の周期 ⇒ 海 ⇒ 生命の誕生 ⇒ 自然との調和という図式が成り立ちます。
だいたい、新月と満月を基準に排卵と生理となっています。
皆さんはどうですか???
女性に冷えは禁物!
お腹が冷えるといいことはない。
特に女性は子宮や卵巣もあるのでお腹を温めたいところ
もちろん、冷え性や便秘改善にも効果的ですしね。
お尻を温めるとお腹も温まるのです!
お尻といっても、尾てい骨あたりにある仙骨辺りを温めます。
(尾てい骨あたりは、ちょうどお尻の割れ目のはじまりから腰のあたり一帯を指すと思っていただいて構いません。)
というのも仙骨あたりには、内臓神経が集中しており、昔から「冷えには仙骨にお灸」言われるように血流改善には大事なところです。
血流改善によってお腹が温まり、便の排泄がスムーズになります。
また、仙骨からは骨盤内蔵神経という副交感神経がお腹中にめぐらされており、内臓機能を促進し、全身の血流改善に密接に関わっています。
どうしても座りっぱなしの時間が多いと仙骨周りの筋肉が固まります。
東洋医学的にも、仙骨の上は、代謝、婦人科系を司るところと言われているので、仙骨周りの筋肉をほぐしたり、お風呂にじっくり入って温めたり、また、カイロなどで温めるのもいいでしょう。
お腹の冷えを感じる方、便秘で悩まれている方など、
ぜひ、お腹だけでなく、お尻も温めてくださいね♪