豆腐と白菜は冬にぴったり
中国の健康と長生きについてのことわざに『豆腐と白菜が平安を保つ(白菜豆腐保平安)』というものがあります。
こちらは、豆腐と白菜の組み合わせはカラダに良い という意味と同時に、
白菜、豆腐などの『白い食材』は体に優しいという意味があるんですよ。
今回は、白菜についてご紹介しますね。
風邪の予防に白菜!
白菜は「漢方」としても用いられていて、風邪の治療に白菜の根と白ネギと生姜を合わせて煎じたものを服用したりします。熱を下げ、喉の粘膜の炎症を鎮めることから、「葛根湯」と似たように、風邪の予防に効果的と言われているのです。
また、白菜は、胃腸の熱を取り去る働きがあり、また、消化機能を高める働きもあります。
お酒の解毒作用もありますので、飲み過ぎた次の日は白菜を食べるのもいいですね。
医学の分野では、白菜には他の野菜に比べ、抗酸化作用、抗がん作用がある「セレン」多く含まれており、糖尿病にも効果的とのこと。ただ、加熱するとこの効果が減少するので、生で食べるほうがいいでしょう。
薬膳の観点からみた白食材の話
薬膳では「白食材」は潤いをもたらす食材とされています。
その代表的なひとつに「白キクラゲ」というものがありますが、私たち日本人にはなかなか身近な食材ではありませんよね…
普通の黒キクラゲは知ってるけど、白キクラゲってなに?って感じですよね…
けれども、高い保湿成分として「シロキクラゲ多糖体」は多くの化粧品に配合されているんですよ!そう聞くと、白キクラゲに興味が湧いてきませんか?(笑
ちょっと話が脱線してしまいましたが、薬膳での体を潤す白食材で私たちな身近のものは、大根、れんこん、白ごま、百合根、山芋、卵、牛乳、豆乳、豆腐、いか、豚肉、牡蠣、はちみつ、梨などです。
特に梨は肺を潤す食材なので、空咳が出る方などは、咳止め効果もあるのでおススメですよ!
また、食医予防学が定める食品群の「ホワイトミート」も、豚肉や良質なタンパク質を補充する豆類など重なる食材が多いんです!
潤いをもたらす「白食材」で本来の体を取り戻す食事を心がけましょうね!